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RIFレーティングについて
- RIFレーティングとは
RIFレーティングとは簡単に言えば連珠の世界ランキングです。これを見れば世界で自分がどれくらい強いのかという目安が分かります。
RIFレーティングに登録されている人には2種類の人がいます。それは、○○位という順位がある人とない人です。
- RIFレーティングがつくには
RIFレーティングのポイントがつくには、低段者以上の大会に出場し、順位を持っている人に負けでもいいので対戦することが必要です。
順位を持たない人のポイント計算方法(通算成績で計算)
R=Ra+(400×(W-L))/N(ただし、小数点以下切り捨て)
R:あなたのレーティング(最高でもRa+300までらしい)
Ra:対戦相手(順位を持っている人)の戦った当時のレーティングの平均
W:順位を持っている人に何回勝ったか
L:順位を持っている人に何回負けたか
N:順位を持っている人と何回試合したか
しかし、実際の計算方法をみると少し違いがあります。(大会ごとに計算)
R=(Rp×Np+Ra+400×(W-L))/N(ただし、小数点以下切り捨て)
R:同上
Rp:その大会が始まる前のあなたのレーティング
Np:その大会が始まる前、順位を持っている人と何回試合していたか
Ra:その大会での対戦相手(順位を持っている人)のその大会が始まる前のレーティングの合計
W:その大会で順位を持っている人に何回勝ったか
L:その大会で順位を持っている人に何回負けたか
N:同上
と、なっています。(例えば2試合戦っていて2000点レーティングを持っている人が2200点と2100点の人に対して1勝1分だった時は(2000×2+2200+2100+400×(1-0))/(2+2)となり、2175になります。)
しかし、平均というものは合計/個数(試合数)なので、どちらの計算式でもほとんど同じ値を取ります(詳しい説明はカットします)。同じ値にならないときは小数点以下を切り捨てたことによる誤差でしょう。
- RIFレーティングの順位がつくには
RIFレーティングの順位がつくためには、順位を持っている人と10試合以上戦い、そのうち3試合以上勝つことが条件となっています。この条件を達成した大会から下記のように計算されます。
順位を持っている人の計算方法(1試合ずつ計算)
順位を持っている人との対戦の時32×(W-1/(1+10^((Ro-Rp)/400)))増える(ちなみにA^BとはAのB乗という意味)
Rp:その大会が始まる前のあなたのレーティング
W:その試合の勝ち点(勝ちは1点、引き分け0.5点、負け0点)
Ro:その大会が始まる前の相手のレーティング
例えば、自分も相手も順位を持っていて、自分のレーティングが2100点、相手のレーティングが2200点の時は、
およそ勝ったら20点増え、引き分けだと4点増え、負けると12点減ることになります。
計算機はこちら
- 補足
全ての計算において、順位を持たない人との対戦は無視されることになっています。つまり、順位を持たない人に勝とうが負けようが、レーティング的には全く変化がないということです。
- 終わりに
この文章を読んでRIFレーティングのことが少しでもわかっていただけたら嬉しいです。これを励みにして頑張るのも良いでしょう。それにしても、よくこんな複雑な計算式を考えたものだと思います。
上位棋戦出場権まとめ
自分用のメモですが、有用なので共有します。
基本的には直近1年の大会での成績と思ってください。
高段者棋戦(A棋戦)
・名人戦1次予選(5月)
新鋭戦3位以内
珠王戦勝ち越し
新春大会有段者の部3位以内
帝王戦1次予選勝ち越し
彗星決定戦戦3位以内
関東選手権勝ち越し
・全日本選手権(珠王戦)(3月or1月)
三段以上
新春大会有段者の部勝ち越し
帝王戦1次予選5割
彗星決定戦戦勝ち越し
関東選手権5割
名人戦1次予選5割
新鋭戦戦勝ち越し
・関東帝王戦1次予選(10月)
初段以上
あすなろ杯勝ち越し
新春大会級位者の部勝ち越し
・関東選手権(7月)
2015年よりオープン化(参加資格特になし)
低段者棋戦(B棋戦)
・新鋭戦(4月)
あすなろ杯上位2割
新春大会級位者の部上位2割
・彗星決定戦(9月)
あすなろ杯上位2割
新春大会級位者の部上位2割
珠型名の由来
珠型名の由来について、山口釉水元名人が以前まとめてくれました。
結びに
「普及において、珠型名の由来は抜群の効果を発揮します。
特に女子の入門者は、このような由来話に目を輝かせて聞き入ることが多いものです。
今まで放置されていた連珠文化の断片は、この稿でその全容をとどめました。
平成版の由来はこれから、普及活動などで活用していただければ幸いです。」
と、ありましたので抜粋させて引用させて頂きました。
詳細及び元のサイトはこちらをご覧ください。
インデックス | 直接間接 | 桂間連 | 珠型名 | 由来 | 原文 | 画像 |
---|---|---|---|---|---|---|
D01 | 直接1号 | 4号間 | 寒星 | 小星、凍えて寄り添う。 ゆえに寒星という。 | ||
D02 | 直接2号 | 8号桂 | 渓月 | 月白、渓谷に入る。 ゆえに渓月という。 | 峡月と同一の珠型とされていたためなし | |
D03 | 直接3号 | 5号間 | 疎星 | 妖星、疎(まば)らな天隙(てんげき)から覗(のぞ)く。 ゆえに疎星という。 | ||
D04 | 直接4号 | 5号連 | 花月 | 月白、雲をまといて花の如し。 ゆえに花月という。 | 「花月」と云う。 従来の称に従うなり。 | |
D05 | 直接5号 | 5号桂 | 残月 | 月白、一峰を見上げるも、未だ一峰に残る。 ゆえに残月という。 | 月白、一峰に落ちて一峰月よりも高し。 故に残月と謂う | |
D06 | 直接6号 | 8号連 | 雨月 | 月白、叢雲流して雨を呼ぶ。 ゆえに雨月という。 | ||
D07 | 直接7号 | 6号間 | 金星(晨星) | 小星、晨(あさ)の地平に現る。 ゆえに晨星という。 | ||
D08 | 直接8号 | 7号連 | 松月 | 月白、樹上に在り。 ゆえに松月という。 | 「松月」と云う。 樹上に月あるなり。 | |
D09 | 直接9号 | 6号連 | 丘月 | 月白、丘に登る。 ゆえに丘月という。 | ||
D10 | 直接10号 | 6号桂 | 新月 | 月白、山に座すも、その山高からず。 ゆえに新月という。 | 月白、未だ山を離れずして、山亦(また)高からず。 故に新月と謂う | |
D11 | 直接11号 | 7号間 | 瑞星 | 輝星、瑞雲を随(したが)えて立つ。 ゆえに瑞星という。 | ||
D12 | 直接12号 | 7号桂 | 山月 | 月白、山に座す。 ゆえに山月という。 | 月白、山巓に在り。 故に山月と謂う (※山巓(さんてん):山の頂上の意) | |
D13 | 直接13号 | 10号間 | 遊星 | 小星、陽を囲み巡る。 ゆえに遊星という。 | ||
I01 | 間接1号 | 1号間 | 長星 | 妖星、真直の光芒を天に亘(わた)らす。 ゆえに長星という。 | ||
I02 | 間接2号 | 1号桂 | 峡月 | 月白、峡谷に入る。 ゆえに峡月という。 | 月白、山と山の間に在り。 故に峡月と謂う | |
I03 | 間接3号 | 2号間 | 恒星 | 陽星、南中して天に座す。 ゆえに恒星という。 | ||
I04 | 間接4号 | 4号桂 | 水月 | 月白、水面を照らす。 ゆえに水月という。 | 月白、水平の上に在り。 故に水月と謂う | |
I05 | 間接5号 | 8号間 | 流星 | 妖星、流れて地に堕ちる。 ゆえに流星という。 | ||
I06 | 間接6号 | 1号連 | 雲月 | 月白、叢雲(むらくも)に在り。 ゆえに雲月という。 | 「雲月」と云う。 黒きもの、月白を干せばなり。 | |
I07 | 間接7号 | 2号連 | 浦月 | 月白、浦磯にかかる。 ゆえに浦月という。 | 「梅月」と云う。 花月に似たればなり。 | |
I08 | 間接8号 | 3号桂 | 嵐月 | 月白、嵐に遭(あ)いて山を離れる。 ゆえに嵐月という。 | 月白、纔(わずか)に山を離る。 故に嵐月と謂う | |
I09 | 間接9号 | 3号連 | 銀月(吟月) | 月白、見上げて吟ずる者在り。 ゆえに吟月という。 | 「吟月」と云う。 肩邊に月あるなり。 | |
I10 | 間接10号 | 3号間 | 明星 | 輝星、天に上りて高らかに笑う。 ゆえに明星という。 | ||
I11 | 間接11号 | 4号連 | 斜月 | 月白、斜(かたむ)いて地にかかる。 ゆえに斜月という。 | ||
I12 | 間接12号 | 2号桂 | 名月 | 月白、名峰を照らして絶景を為す。 ゆえに名月という。 | 月白、全く山を離る。 故に明月と謂う | |
I13 | 間接13号 | 9号間 | 彗星 | 妖星、天を掃く。 ゆえに彗星という。 |
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