珠型名の由来について、山口釉水元名人が以前まとめてくれました。
結びに
「普及において、珠型名の由来は抜群の効果を発揮します。
特に女子の入門者は、このような由来話に目を輝かせて聞き入ることが多いものです。
今まで放置されていた連珠文化の断片は、この稿でその全容をとどめました。
平成版の由来はこれから、普及活動などで活用していただければ幸いです。」
と、ありましたので抜粋させて引用させて頂きました。
詳細及び元のサイトはこちらをご覧ください。
インデックス | 直接間接 | 桂間連 | 珠型名 | 由来 | 原文 | 画像 |
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D01 | 直接1号 | 4号間 | 寒星 | 小星、凍えて寄り添う。 ゆえに寒星という。 | ||
D02 | 直接2号 | 8号桂 | 渓月 | 月白、渓谷に入る。 ゆえに渓月という。 | 峡月と同一の珠型とされていたためなし | |
D03 | 直接3号 | 5号間 | 疎星 | 妖星、疎(まば)らな天隙(てんげき)から覗(のぞ)く。 ゆえに疎星という。 | ||
D04 | 直接4号 | 5号連 | 花月 | 月白、雲をまといて花の如し。 ゆえに花月という。 | 「花月」と云う。 従来の称に従うなり。 | |
D05 | 直接5号 | 5号桂 | 残月 | 月白、一峰を見上げるも、未だ一峰に残る。 ゆえに残月という。 | 月白、一峰に落ちて一峰月よりも高し。 故に残月と謂う | |
D06 | 直接6号 | 8号連 | 雨月 | 月白、叢雲流して雨を呼ぶ。 ゆえに雨月という。 | ||
D07 | 直接7号 | 6号間 | 金星(晨星) | 小星、晨(あさ)の地平に現る。 ゆえに晨星という。 | ||
D08 | 直接8号 | 7号連 | 松月 | 月白、樹上に在り。 ゆえに松月という。 | 「松月」と云う。 樹上に月あるなり。 | |
D09 | 直接9号 | 6号連 | 丘月 | 月白、丘に登る。 ゆえに丘月という。 | ||
D10 | 直接10号 | 6号桂 | 新月 | 月白、山に座すも、その山高からず。 ゆえに新月という。 | 月白、未だ山を離れずして、山亦(また)高からず。 故に新月と謂う | |
D11 | 直接11号 | 7号間 | 瑞星 | 輝星、瑞雲を随(したが)えて立つ。 ゆえに瑞星という。 | ||
D12 | 直接12号 | 7号桂 | 山月 | 月白、山に座す。 ゆえに山月という。 | 月白、山巓に在り。 故に山月と謂う (※山巓(さんてん):山の頂上の意) | |
D13 | 直接13号 | 10号間 | 遊星 | 小星、陽を囲み巡る。 ゆえに遊星という。 | ||
I01 | 間接1号 | 1号間 | 長星 | 妖星、真直の光芒を天に亘(わた)らす。 ゆえに長星という。 | ||
I02 | 間接2号 | 1号桂 | 峡月 | 月白、峡谷に入る。 ゆえに峡月という。 | 月白、山と山の間に在り。 故に峡月と謂う | |
I03 | 間接3号 | 2号間 | 恒星 | 陽星、南中して天に座す。 ゆえに恒星という。 | ||
I04 | 間接4号 | 4号桂 | 水月 | 月白、水面を照らす。 ゆえに水月という。 | 月白、水平の上に在り。 故に水月と謂う | |
I05 | 間接5号 | 8号間 | 流星 | 妖星、流れて地に堕ちる。 ゆえに流星という。 | ||
I06 | 間接6号 | 1号連 | 雲月 | 月白、叢雲(むらくも)に在り。 ゆえに雲月という。 | 「雲月」と云う。 黒きもの、月白を干せばなり。 | |
I07 | 間接7号 | 2号連 | 浦月 | 月白、浦磯にかかる。 ゆえに浦月という。 | 「梅月」と云う。 花月に似たればなり。 | |
I08 | 間接8号 | 3号桂 | 嵐月 | 月白、嵐に遭(あ)いて山を離れる。 ゆえに嵐月という。 | 月白、纔(わずか)に山を離る。 故に嵐月と謂う | |
I09 | 間接9号 | 3号連 | 銀月(吟月) | 月白、見上げて吟ずる者在り。 ゆえに吟月という。 | 「吟月」と云う。 肩邊に月あるなり。 | |
I10 | 間接10号 | 3号間 | 明星 | 輝星、天に上りて高らかに笑う。 ゆえに明星という。 | ||
I11 | 間接11号 | 4号連 | 斜月 | 月白、斜(かたむ)いて地にかかる。 ゆえに斜月という。 | ||
I12 | 間接12号 | 2号桂 | 名月 | 月白、名峰を照らして絶景を為す。 ゆえに名月という。 | 月白、全く山を離る。 故に明月と謂う | |
I13 | 間接13号 | 9号間 | 彗星 | 妖星、天を掃く。 ゆえに彗星という。 |
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